薄毛にグリチルリチン酸の効果はある?健やかな地肌を育むメリット

「育毛剤やシャンプーの成分表で”グリチルリチン酸”の文字を見かけたけれど、薄毛に本当に効くのだろうか」。そんな疑問を抱えている方は少なくありません。

グリチルリチン酸は、甘草(カンゾウ)の根から得られる天然の抗炎症成分で、頭皮の炎症やかゆみを鎮め、毛髪が育ちやすい地肌環境づくりをサポートします。近年の研究では、毛乳頭細胞の増殖促進や5αリダクターゼ活性の抑制といった育毛に関連するデータも報告されています。

この記事では、グリチルリチン酸が頭皮と毛髪に与える影響を医学的根拠にもとづいてわかりやすく解説します。成分の特徴や正しい活用法を知ることで、ご自身の薄毛対策に役立てていただけるでしょう。

目次[

甘草由来のグリチルリチン酸が薄毛ケアで脚光を浴びている

グリチルリチン酸は甘草の根に豊富に含まれるトリテルペン系化合物であり、その優れた抗炎症作用から医薬品や化粧品まで幅広く利用されています。近年は薄毛ケアの分野でも注目度が高まり、育毛剤やスカルプシャンプーへの配合が増えています。

グリチルリチン酸は甘草の根に含まれるトリテルペン系化合物

グリチルリチン酸は、マメ科の多年草である甘草(学名:Glycyrrhiza glabra)の根や地下茎から抽出される成分です。化学的にはトリテルペンサポニンに分類され、甘草特有の甘みのもとにもなっています。

古くから漢方薬の原料として重宝されてきた歴史があり、消炎・鎮痛の目的で内服薬にも用いられてきました。皮膚科領域では、湿疹やアトピー性皮膚炎のかゆみを和らげる外用剤にも応用されています。

育毛剤やシャンプーに配合されている背景

薄毛に悩む男性の多くは、頭皮に慢性的な炎症や皮脂の過剰分泌を抱えています。こうした頭皮トラブルが毛根の活動を妨げ、抜け毛を増やす一因になると考えられています。

グリチルリチン酸には炎症を鎮める作用があるため、荒れた頭皮を穏やかに整え、毛髪が育ちやすい環境を取り戻す目的で育毛製品に配合されてきました。医薬部外品の有効成分として厚生労働省に承認されている点も、信頼性を裏づける材料の一つです。

グリチルリチン酸とグリチルレチン酸の違い

項目グリチルリチン酸グリチルレチン酸
化学構造グルクロン酸2分子が結合したサポニン糖鎖が外れたアグリコン体
代表的な塩ジカリウム塩、アンモニウム塩ステアリル誘導体など
主な用途育毛剤・抗炎症内服薬外用消炎クリーム・化粧品原料

グリチルリチン酸とグリチルレチン酸は何が違うのか?

グリチルレチン酸は、グリチルリチン酸が腸内細菌や酵素によって加水分解されて生まれる代謝産物です。体内では後者が活性本体として機能するとされ、より強い抗炎症活性を示すと報告されています。

育毛剤の成分表示では「グリチルリチン酸ジカリウム」と「グリチルレチン酸ステアリル」が併記されている場合もあるため、購入前にどちらが配合されているか確認すると安心でしょう。

グリチルリチン酸の抗炎症作用が荒れた頭皮を落ち着かせる

頭皮の慢性炎症は薄毛の大きなリスク因子です。グリチルリチン酸は炎症シグナルを複数の経路で抑制し、頭皮環境を穏やかに保つ働きが確認されています。

頭皮の慢性的な炎症が毛髪の成長を妨げる

頭皮に炎症が起きると、毛根の周囲にある毛包(もうほう)が損傷を受けやすくなり、毛髪の成長サイクルが乱れます。炎症性サイトカインと呼ばれるタンパク質が過剰に放出されると、毛乳頭細胞が正常に機能しにくくなるためです。

かゆみやフケが続いている場合は、頭皮の内部で炎症がくすぶっている可能性があります。放置すると毛根がダメージを蓄積し、軟毛化や脱毛の進行につながりかねません。

グリチルリチン酸はNF-κBシグナルを抑えて炎症を鎮める

グリチルリチン酸は、炎症の引き金となるNF-κB(エヌエフ・カッパビー)と呼ばれる転写因子の活性化を阻害します。NF-κBが過剰に働くと、TNF-αやIL-6といった炎症性サイトカインが大量に産生され、組織の損傷が進んでしまいます。

動物実験では、グリチルリチン酸の投与によりこれらの炎症マーカーが有意に低下したとの報告があり、頭皮の炎症制御にも応用できる可能性が示されました。副腎皮質ホルモン(ステロイド)に近い構造を持ちながら、副作用が比較的軽いことも特長です。

脂漏性皮膚炎やフケのかゆみにも効果が期待できる

脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)は、皮脂の過剰分泌とマラセチア菌の増殖が絡み合って起こる慢性的な頭皮トラブルです。フケ・かゆみ・赤みが繰り返し現れ、薄毛の遠因になることもあります。

台湾の研究チームが34名の脂漏性皮膚炎患者を対象に行ったパイロット試験では、6%グリチルレチン酸配合シャンプーの使用後にフケスコアと皮膚科生活質指標が有意に改善したと報告されています。

頭皮トラブル主な症状グリチルリチン酸への期待
脂漏性皮膚炎フケ・かゆみ・赤み抗炎症・抗菌バランス改善
接触性皮膚炎かぶれ・湿疹炎症シグナルの抑制
乾燥性の頭皮荒れつっぱり・粉状のフケバリア機能のサポート

薄毛に悩む男性にグリチルリチン酸が選ばれる3つの理由

グリチルリチン酸は、ヘアサイクルの安定化・毛包細胞の活性化・低刺激性という3つの特長から、薄毛対策の有力な選択肢として評価を集めています。

ヘアサイクルの乱れを整えて休止期の毛包を減らす

健康な毛髪は、成長期(アナゲン)→退行期(カタゲン)→休止期(テロゲン)というサイクルを繰り返して生え替わります。薄毛が進む方は成長期が短縮し、休止期に入る毛包が増えている状態です。

18β-グリチルレチン酸は、毛髪の成長期から休止期への移行を促すTGF-β1(トランスフォーミング成長因子β1)の発現を抑制することが試験管レベルの実験で示されています。TGF-β1が抑えられれば成長期が長く維持され、太く長い毛髪が育ちやすい環境になるといえるでしょう。

毛乳頭細胞と外毛根鞘細胞の増殖を促すデータがある

2024年に東京工科大学の研究グループが発表した論文では、18β-グリチルレチン酸がヒト毛包から単離した毛乳頭細胞(DPC)および外毛根鞘細胞(ORS)の増殖を有意に促進したと報告されています。毛乳頭細胞は毛髪の発毛シグナルを司る司令塔的な細胞であり、その活性が高まれば毛髪の成長力が底上げされると期待できます。

対象細胞確認された作用薄毛への意義
毛乳頭細胞(DPC)増殖促進発毛シグナルの強化
外毛根鞘細胞(ORS)増殖促進毛包構造の維持
テストステロン5αリダクターゼ活性阻害(IC50: 137.1 µM)DHT産生の抑制

天然由来のグリチルリチン酸は肌への刺激が少ない

育毛成分の中には、頭皮への刺激が強く長期使用に向かないものもあります。グリチルリチン酸は甘草由来の天然成分であり、外用で用いた場合の皮膚刺激性は低いと複数の研究で確認されています。

敏感肌の方や頭皮が荒れやすい方でも取り入れやすい点は、長期にわたるスカルプケアを続けるうえで大きなメリットといえます。ただし、すべての方にアレルギー反応が出ないわけではないため、初めて使う際はパッチテストを行うと安心です。

グリチルリチン酸と5αリダクターゼの関係はAGA対策にどう活きるのか?

男性型脱毛症(AGA)の主因であるジヒドロテストステロン(DHT)は、テストステロンが5αリダクターゼという酵素によって変換されて生じます。グリチルリチン酸にはこの酵素を阻害する作用が示されており、AGA対策における補助的な位置づけが期待されています。

5αリダクターゼとDHTの関係をおさらい

テストステロン自体は男性の体づくりや精神の安定に欠かせないホルモンですが、頭皮の毛乳頭細胞に存在する5αリダクターゼによってDHTに変換されると、毛母細胞の分裂を抑制して毛髪の成長期を短くしてしまいます。

AGAの治療薬であるフィナステリドやデュタステリドは、この5αリダクターゼを阻害することでDHTの産生を減らし、脱毛の進行を抑える医薬品です。

グリチルリチン酸は5αリダクターゼ活性を阻害した実験結果

先述の東京工科大学の研究では、18β-グリチルレチン酸がテストステロン5αリダクターゼの活性をIC50値137.1 µMで阻害したことが報告されています。これは医薬品ほど強力な阻害力ではないものの、天然由来成分としては注目に値するデータです。

あくまで試験管内(in vitro)の結果であり、ヒトの頭皮で同様の効果が得られるかはさらなる臨床試験の蓄積が求められます。とはいえ、日々のスカルプケアに取り入れる補助的な成分としては十分に根拠のある選択肢でしょう。

フィナステリドやデュタステリドとの違いは明確に押さえておこう

フィナステリドやデュタステリドは医師の処方が必要な内服薬であり、5αリダクターゼを強力かつ選択的に阻害します。グリチルリチン酸はあくまで外用の天然成分であり、これらの医薬品と同等の効果を期待するのは適切ではありません。

両者を「置き換える関係」ではなく「補い合う関係」として捉えることが大切です。医薬品による治療を軸にしながら、頭皮環境を整える目的でグリチルリチン酸配合のシャンプーや育毛剤を併用するアプローチが合理的でしょう。

  • フィナステリド:5αリダクターゼII型を選択的に阻害する内服薬
  • デュタステリド:I型・II型を阻害する内服薬でより広い作用範囲
  • グリチルリチン酸:天然由来の外用成分で穏やかに酵素活性を抑える

グリチルリチン酸配合シャンプーや育毛剤選びで失敗しないコツ

ドラッグストアやオンラインショップには多種多様なグリチルリチン酸配合製品が並んでいます。選び方を間違えると思ったような効果を得られないこともあるため、いくつかの基準を押さえておきましょう。

「グリチルリチン酸ジカリウム」と「グリチルリチン酸」の表記の違い

育毛剤やシャンプーの成分表示で目にする「グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K)」は、グリチルリチン酸のカリウム塩です。水溶性が高く製品に配合しやすい特性を持つため、国内の医薬部外品で広く採用されています。

一方、「グリチルリチン酸」や「グリチルレチン酸ステアリル」と表記される場合は、塩の形態や誘導体の種類が異なります。名前が似ていても性質にはそれぞれ違いがあるため、自分の頭皮悩みに合った形態を選ぶことが肝心です。

配合濃度と有効成分としての表示をチェックするポイント

医薬部外品であれば、パッケージに「有効成分:グリチルリチン酸ジカリウム」と明記されています。一般化粧品の場合は全成分表示の中に記載されるだけで、配合量は公表されていないケースがほとんどです。

区分有効成分の表示効果への期待度
医薬部外品パッケージに明記一定の有効性が国に認められている
化粧品全成分表示の一部配合量が不明で効果の保証はない

医薬部外品と化粧品では承認基準が異なる

日本の薬機法(旧薬事法)では、医薬部外品は「特定の効能・効果がある程度認められた製品」として位置づけられ、化粧品よりも厳しい審査を受けています。グリチルリチン酸ジカリウムを有効成分として含む育毛剤は医薬部外品に該当する場合が多く、「ふけ・かゆみを防ぐ」「毛髪を健やかに保つ」といった効能表示が認められています。

化粧品扱いの製品はこれらの効能を謳えないため、購入時にはパッケージの「医薬部外品」表示を確認する習慣をつけておくとよいでしょう。

グリチルリチン酸だけでは不十分|薄毛改善に欠かせない地肌ケアの習慣

グリチルリチン酸は頭皮環境を整える優秀な成分ですが、これ一つで薄毛がすべて解決するわけではありません。日々の生活習慣や医療機関での治療と組み合わせてこそ、総合的な薄毛対策が成り立ちます。

正しいシャンプー方法で頭皮の血行を促す

シャンプー時には爪を立てずに指の腹で頭皮全体をやさしくマッサージするように洗いましょう。血行が促進されると、毛根に栄養素が届きやすくなり、グリチルリチン酸などの有効成分の浸透も高まります。

すすぎ残しはかゆみや毛穴詰まりの原因になるため、シャンプー後は十分な時間をかけてぬるま湯で洗い流してください。ドライヤーは頭皮から20cm以上離して温風を当て、地肌を素早く乾かすのがポイントです。

食事や睡眠など生活習慣が地肌の状態を左右する

髪の毛はケラチンというタンパク質でできています。肉・魚・卵・大豆製品などから良質なタンパク質を摂取し、亜鉛やビタミンB群も意識的に補うと、毛髪の材料が体内でしっかり供給されます。

睡眠中は成長ホルモンの分泌が活発になり、毛母細胞の分裂も促されます。慢性的な睡眠不足はホルモンバランスを乱し、頭皮環境の悪化を招きかねません。1日6〜7時間の質の良い睡眠を確保することが、地肌ケアの土台になります。

専門クリニックでの治療と併用すると効果を高めやすい

AGAは進行性の脱毛症であり、セルフケアだけで完全に食い止めるのは困難です。薄毛が気になり始めたら、AGA専門のクリニックを受診し、医師の診断のもとで内服薬や外用薬の処方を受けることを強くおすすめします。

グリチルリチン酸配合のシャンプーや育毛剤は、医療機関での治療を補助する「日常ケア」として活用するのが賢明な使い方です。治療とセルフケアの両輪をそろえることで、健やかな頭皮と毛髪を取り戻す近道になるでしょう。

  • タンパク質・亜鉛・ビタミンB群を毎日の食事でバランスよく摂る
  • 睡眠は6〜7時間を確保し、就寝前のスマホ使用を控える
  • 週に2〜3回は適度な有酸素運動で血行を促進する

グリチルリチン酸の副作用を把握してから使い始めよう

天然由来だからといって無条件に安全とは限りません。グリチルリチン酸には用量や使用経路によっていくつかの副作用リスクがあるため、正しい知識を持ったうえで活用しましょう。

大量摂取による偽アルドステロン症には注意が必要

グリチルリチン酸を内服で大量に摂取すると、「偽アルドステロン症(ぎアルドステロンしょう)」と呼ばれる副作用が起こる場合があります。体内のカリウムが過度に排出されることで血圧上昇・むくみ・筋力低下などの症状が現れるものです。

副作用原因予防策
偽アルドステロン症11β-HSD2酵素の阻害によるコルチゾール蓄積1日あたりの内服量を守る
低カリウム血症カリウム排泄の亢進定期的な血液検査を受ける
血圧上昇ナトリウム・水分の貯留高血圧の既往がある方は医師に相談

外用での安全性は比較的高いと報告されている

育毛剤やシャンプーとして頭皮に塗布する「外用」であれば、体内に吸収される量は限定的です。動物実験において、15%グリチルリチン酸溶液を長期間外用しても皮膚刺激や炎症の兆候は認められなかったとする報告があります。

ただし、ごくまれに接触性皮膚炎が生じるケースも文献上は記載されています。使用中にかゆみ・赤み・腫れなどの異常を感じた場合は、ただちに使用を中止して皮膚科を受診してください。

持病がある方や服薬中の方は事前に医師へ相談しよう

高血圧・心疾患・腎臓病・肝疾患などの持病をお持ちの方や、利尿剤などを服用中の方は、グリチルリチン酸を含む製品を使い始める前に必ずかかりつけの医師に相談しましょう。甘草を含む漢方薬を同時に服用している場合も、グリチルリチン酸の合計摂取量が過剰にならないよう注意が必要です。

外用であってもゼロリスクではない以上、自分の体調や既往歴を踏まえた判断が欠かせません。安全に使い続けるためには、医療者への相談を怠らないことが何より大切です。

よくある質問

Q
グリチルリチン酸は男性型脱毛症(AGA)の進行を止められますか?
A
グリチルリチン酸には5αリダクターゼの活性を穏やかに抑える作用や、頭皮の炎症を鎮める効果が研究レベルで確認されています。ただし、AGAの進行を医学的に止めるためには、フィナステリドやデュタステリドなどの医薬品による治療が基本です。
グリチルリチン酸配合の育毛剤やシャンプーは、医療機関での治療を補う「頭皮環境の整備」として活用するのが望ましいでしょう。単独使用でAGAの進行を完全に阻止できるとは現時点ではいえません。
Q
グリチルリチン酸ジカリウム配合のシャンプーは毎日使っても問題ありませんか?
A
医薬部外品として承認されたシャンプーであれば、用法・用量を守って使用するかぎり毎日使っても差し支えないと一般的に考えられています。グリチルリチン酸ジカリウムの外用での安全性は比較的高く、長期使用によって深刻な副作用が報告された例は多くありません。
万が一、かゆみや赤みなどの頭皮トラブルが出た場合はすぐに使用を中断し、皮膚科専門医に相談なさってください。
Q
グリチルリチン酸を含む育毛剤はどのくらいの期間で変化を実感できますか?
A
毛髪のヘアサイクルには個人差がありますが、一般的に育毛剤の効果を感じるまでには3〜6か月程度の継続使用が目安です。グリチルリチン酸は頭皮環境を穏やかに整える成分であるため、即効性を期待するよりも、毎日のケアとして根気よく続けることが重要になります。
数週間で劇的な発毛効果を謳う製品には注意が必要です。あせらず地道に使い続けながら、頭皮の状態を定期的にチェックしてみてください。
Q
グリチルリチン酸とミノキシジルを併用しても安全ですか?
A
グリチルリチン酸配合のシャンプーや育毛剤と、ミノキシジル外用薬を併用すること自体に大きな禁忌は報告されていません。グリチルリチン酸が頭皮の炎症を鎮め、ミノキシジルが毛包の血流を改善するという点で、互いに補い合う関係が期待できます。
ただし、複数の製品を同時に使うと頭皮への刺激が増す場合もあります。併用を検討される際は、事前に担当の医師や薬剤師にご相談ください。
Q
グリチルリチン酸は円形脱毛症にも有効ですか?
A
中国を中心とした複数のランダム化比較試験やメタ分析では、複合グリチルリチン製剤の内服が円形脱毛症の治癒率や有効率を向上させたと報告されています。グリチルリチン酸の免疫調整作用が、自己免疫疾患である円形脱毛症の病態に一定の改善をもたらす可能性が示唆されています。
ただし、円形脱毛症の治療は症状の重さや範囲によって方針が大きく異なるため、自己判断ではなく皮膚科専門医の診断と指導のもとで治療を受けることが大切です。
Reference

Hagiwara, K., Kiso, A., Ono, S., Kitamura, H., Yamanishi, H., Tsunekawa, Y., & Iwabuchi, T. (2024). 18-β-Glycyrrhetinic acid promotes hair growth by stimulating the proliferation of dermal papilla cells and outer root sheath cells, and extends the anagen phase by inhibiting 5α-reductase. Biological & Pharmaceutical Bulletin, 47(7), 1392–1395. https://doi.org/10.1248/bpb.b24-00302

Ivosevic-Zaper, J., Hofmann, M., Kakadjanova, A., Valesky, E., Meissner, M., Bereiter-Hahn, J., Kaufmann, R., Bernd, A., & Kippenberger, S. (2014). Topically applied glycyrrhizic acid causes hair removal in rats. Pharmaceutical Biology, 52(10), 1362–1365. https://doi.org/10.3109/13880209.2014.884608

Wang, Y., Zhang, Y., Peng, G., & Han, X. (2018). Glycyrrhizin ameliorates atopic dermatitis-like symptoms through inhibition of HMGB1. International Immunopharmacology, 60, 9–17. https://doi.org/10.1016/j.intimp.2018.04.029

Wang, H.-C., Wang, C.-S., Hsieh, S.-C., Hung, Y.-T., & Chen, H.-H. (2022). Evaluation of a new-formula shampoo containing 6% glycyrrhetinic acid complex for scalp seborrheic dermatitis: A pilot study. Journal of Cosmetic Dermatology, 21(8), 3423–3430. https://doi.org/10.1111/jocd.14623

Saeedi, M., Morteza-Semnani, K., & Ghoreishi, M. R. (2003). The treatment of atopic dermatitis with licorice gel. Journal of Dermatological Treatment, 14(3), 153–157. https://doi.org/10.1080/09546630310014369

Pastorino, G., Cornara, L., Soares, S., Rodrigues, F., & Oliveira, M. B. P. P. (2018). Liquorice (Glycyrrhiza glabra): A phytochemical and pharmacological review. Phytotherapy Research, 32(12), 2323–2339. https://doi.org/10.1002/ptr.6178

Asl, M. N., & Hosseinzadeh, H. (2008). Review of pharmacological effects of Glycyrrhiza sp. and its bioactive compounds. Phytotherapy Research, 22(6), 709–724. https://doi.org/10.1002/ptr.2362

Kowalska, A., & Kalinowska-Lis, U. (2019). 18β-Glycyrrhetinic acid: Its core biological properties and dermatological applications. International Journal of Cosmetic Science, 41(4), 325–331. https://doi.org/10.1111/ics.12548

Li, M., Xiang, L., & Li, Y. (2025). Efficacy and safety of compound glycyrrhizin in patients with alopecia areata: A systematic review and meta-analysis. Annals of Medicine, 57(1), 2491659. https://doi.org/10.1080/07853890.2025.2491659

Hou, D.-D., Wang, X.-X., Li, S.-J., Wang, D.-C., Niu, Y., Xu, Z.-R., & Jin, Z.-Q. (2022). Glycyrrhizic acid suppresses atopic dermatitis-like symptoms by regulating the immune balance. Journal of Cosmetic Dermatology, 21(12), 7090–7099. https://doi.org/10.1111/jocd.15383

執筆・監修医師

藤井麻美
藤井麻美
あさ美皮フ科亀戸駅前 院長

あさ美皮フ科亀戸駅前 院長
皮膚科専門医/医学博士
略歴:愛媛大学医学部を卒業後に大阪大学医学部皮膚科へ入局。退役軍人病院(米国ロサンゼルス州)皮膚科、岐阜大学医学部付属病院皮膚科を経て当院を開業。

所属:日本皮膚科学会/日本レーザー医学会/日本乾癬学会/日本アレルギー学会/江東区医師会