脱毛後のかゆみはいつまで続く?原因やブツブツができたときの対処法
脱毛後にかゆみを感じると、「いつまで続くの?」「早くかゆみをとめたい」と思いますよね。
医療レーザー脱毛でもエステ脱毛でも、脱毛後にかゆみを感じた経験のある方は少なくありません。
脱毛は肌にレーザーや光を当ててムダ毛のお手入れをしますので、皮膚への刺激でかゆみが起きてしまう場合があります。
当ページでは、脱毛後にかゆみが起きる原因、かゆみが起きやすい部位などを解説しつつ、脱毛後のかゆみ・赤みへの対処法と、掻いてしまいブツブツができたときの対応をまとめています。
強いかゆみは我慢し難いものですので、脱毛後のつらいかゆみにお困りの方はぜひ参考にしてくださいね。
脱毛後にかゆみが起きる原因
かゆみを感じるメカニズムは単一ではないものの、多くの場合、かゆみがあるところには炎症が起きています。※1
脱毛後にかゆみが起きる原因
- レーザーや光の刺激による炎症
- 脱毛で肌が乾燥するため
- 脱毛前の自己処理で肌が傷ついたため
- 新たな毛が生え始めているため
レーザーや光の刺激による炎症
脱毛で使用するレーザーや光はメラニン(黒い色素)に反応して発毛組織に熱ダメージを与えます。黒いものだけに反応するためムダ毛だけにアプローチできますが、じつは肌への負担もゼロではありません。
脱毛レーザーや光の刺激によって肌が軽い炎症を起こし、かゆみを感じてしまう場合があります。
初めての脱毛のほうがかゆくなる確率が高そう!と感じてしまいますが、初回はかゆみがなくても、実は照射出力を上げていく2回目3回目にかゆいと感じる方が多いんです。
軽度のやけどによるかゆみの可能性もあり、軽いやけどが治っていく数日後~1週間後くらいでかゆみを感じるケースもあります。
脱毛で肌が乾燥するため
脱毛すると、ふだんよりも肌が乾燥しやすくなります。
このときの肌の乾燥もかゆみの一因。脱毛の際に肌の内部(毛の根元部分)が高温になりますので、肌の水分も蒸発しやすいです。
いつもよりも肌が乾燥しやすく肌バリア機能が低下しているので、敏感肌・乾燥肌ではない方でもかゆみを感じるケースがあります。
VIOや脇などのムレやすい部位は、かゆみが起きやすい傾向があります。
乾燥させない、ムレないようにする、といった2つを両立させるのはなかなか難しいかと思いますが、肌内部に適度な水分量を保つことが大切です。
脱毛前の自己処理で肌が傷ついたため
脱毛を受ける際、2日前~前日に自己処理をしてから当日を迎えます。その際の事前シェービングで肌が傷ついていると、かゆみが起きてしまう場合があります。
剃り残しは避けて照射するエステサロンや残ってしまった毛の処理に剃毛代が発生するクリニックがあるため、ムダ毛を念入りに剃ろうとするあまり、肌に押しつけながらのシェービングになっていることも。
カミソリを使用したシェービングでは、必要以上に肌の角質を削る、毛穴に細かな傷がつく、といったリスクがあります。
毛嚢炎(毛包炎)といって、細かな傷から常在菌であるブドウ球菌が毛穴に入り込んでニキビのような赤いプツプツや膿をもった炎症が起きる場合もあります。※2
自己処理だけでなく脱毛の照射でも起きる可能性がありますが、毛嚢炎はかゆみや軽い痛みを伴い、悪化すると跡が残ってしまうことも考えられますので注意が必要です。
新たな毛が生え始めているため
脱毛後1~4週間ほどでいちど毛が抜け落ちますが、しばらくすると毛周期に合わせて新たな毛が生えてきます。
「成長期・後退期・休止期」といった毛が生え変わる周期。部位によって周期が異なり、個人差もある。
脱毛は成長期の毛にのみ効果的だが、同じ時期に成長期である毛は全体の20%ほど。
そのため、1回目の照射後に今まで休止期だった毛が生えてくる。
脱毛直後は肌トラブルがなくても、新たな毛が生え始める時期になるとかゆみを感じる場合も少なくありません。
なかでもVIOラインは肌が重なり合う部分があるので生えてきた毛が肌の刺激になりやすく、かゆみが起こりやすい傾向があります。
脱毛後にかゆみが起きやすい部位
脱毛後は「右肩だけ」「Oラインだけ」「太もも全体」などどこにかゆみが起きてもおかしくありませんが、特にかゆみが起きやすい部位は下記のとおりです。
脱毛後にかゆみが起きやすい部位
- VIO(デリケートゾーン)
- 脇
- 顔
皮膚が薄くダメージを受けやすいVIOライン(デリケートゾーン)
デリケートゾーンとも呼ばれるVIOラインは皮膚が薄く、少しの刺激でもかゆみ・赤みなどの肌トラブルが簡単に起こります。
なかでもVラインの横や下部、Iライン、Oラインといった場所にかゆみが起きやすいですが、VIOライン全ての毛を脱毛する「ハイジニーナ」を希望する場合は、全体的にかゆみを感じることも。
下着との摩擦、ムレが起こる
今まではアンダーヘアで守られていた肌が、脱毛後は下着に直接触れて摩擦が起きやすくなります。
また、下着の締め付けでムレも起きやすいですが、デリケートな部位なので少しの摩擦やムレでも刺激となってかゆみが起きるケースがあります。
照射の刺激で炎症、軽いやけど、乾燥が起こりがち
VIOラインは色素沈着や黒ずみがある場合が多いです。
レーザーや光に良く反応する太い毛が生えていることもあり、炎症や軽いやけど・乾燥が起こりやすく、照射の際の刺激がかゆみを引き起こす可能性があります。
毛嚢炎ができやすい
VIOラインは皮脂分泌が多い、ムレやすい、皮膚が薄い、などの理由から毛嚢炎ができやすい部位です。
毛嚢炎には細菌感染しているものとそうでないものの2タイプあり、かゆみを感じるのは細菌感染していない炎症のみの毛嚢炎です。
炎症のみの毛嚢炎でもケアを怠ったり掻いて潰してしまったりすると細菌感染した毛嚢炎に発展する場合があるので、注意が必要です。
脱毛前のシェービングで肌が傷つきやすい
VIOラインは皮膚が薄くデリケートなので、脱毛前のシェービングを慎重に行わないと簡単に肌が傷ついてしまいます。
必要な角質まで削ってしまいバリア機能が低下すると、炎症やかゆみが起きやすくなります。
とくに今までVIOラインのお手入れをしていなかった方では自己処理に慣れていないこともあり、肌ダメージが大きくなるケースが見られます。
抜け落ちる前の毛の断面が鋭い
IラインやOラインは、脱毛前の自己処理で鋭くなった毛の断面が肌に当たってかゆみが起きる場合があります。
チクチク・ジョリジョリした感覚とともにかゆみが起きるので不快に感じやすいです。
脱毛数日後~毛が抜け落ちるまでの期間にかゆみを感じ、毛が抜け落ちるとかゆみが治まります。
次の毛が生え始めたときに肌の刺激になる
Iライン、Oラインは肌と肌が触れ合っている部位ですので、毛が生え始めたときにもチクチクとしたかゆみを感じやすいです。
ある程度毛が伸びてくるとかゆみも治まっていきますが、我慢できずに掻いてしまうと肌が傷つき、余計にかゆみが増す恐れがあります。
ハイジニーナやIOラインの脱毛は、生理がラクになる、清潔な状態を保てる、といったメリットがある一方で、脱毛が完了するまでは何度もかゆみが起こりやすい傾向があります。
何度も掻いてしまうと黒ずみにつながりますので、かゆみの原因を取り除くような対応が大切です。
熱がこもりやすくムレやすい脇
脇は太い毛が生えていてレーザーや光への反応が良く、脱毛の効果を実感しやすい部位。脇だけであれば範囲も狭く脱毛料金も安いため、脇脱毛をされている方は多いです。
ただし、脇は気軽に脱毛を開始できる反面、皮膚内部に熱がこもりやすい、ムレやすい、皮膚が薄いといった特徴から炎症が起こりやすく、脱毛期間中に強いかゆみを感じるケースがあります。
皮膚内部に熱がこもりやすい
脱毛照射で肌にこもった熱は、徐々に発散されていきます。
熱が発散される際に肌の水分も蒸発していくのですが、このときに乾燥しすぎてしまうと脇のかゆみにつながります。
衣服に覆われていてムレやすい
脇は汗をかきやすい部位。衣服に覆われているため、ムレてしまうことも多いです。
汗に含まれる成分が肌の刺激になり、かゆみを感じる場合があります。
皮膚が薄いので炎症が起こりやすい
脇は皮膚の薄い部位ですので、少しの刺激でも炎症が起こりやすいです。
加えてレーザーや光が良く反応するので、脱毛の熱によってかゆみや赤みを感じる方も少なくありません。
脇脱毛後のかゆみは誰にでも起こる可能性があります。とくに、もともとの毛量が多い方ほど起こりやすい傾向です。
あまり人目に触れる部位ではないものの、掻いてしまうと色素沈着が起こる可能性もありますので、かゆみが起きたら放っておかずに対処しましょう。
顔脱毛でかゆみを感じるケースも
毛穴が引き締まり黒ずみが改善する、肌のトーンがアップする、化粧ノリがよくなる、などメリットの多い顔脱毛ですが、顔は皮膚が薄いため脱毛照射が刺激となりかゆみの起きやすい部位です。
顔は皮膚が薄く敏感な部位
顔の皮膚は腕や脚などに比べて薄いため、脱毛の刺激にも敏感に反応します。
脱毛後はいつもよりも肌がデリケートになり、かゆみや肌の不調を感じやすい傾向があります。
産毛を脱毛するため照射出力が高い
顔の毛はそのほとんどが産毛です。産毛はレーザーや光への反応が少ないぶん、太い毛よりも出力を上げて顔脱毛をしていきます。
そのため肌にかかる負担も大きく、かゆみや赤みのトラブルが発生してしまうケースがあります。
いつも外気にさらされているので乾燥しやすい
顔は常に外気にさらされているので、ふだんから乾燥しやすい特徴があります。
顔脱毛後はいつも以上に肌が乾燥するため、丁寧な保湿を心がけなければ、かゆみにつながってしまいます。
ニキビや毛嚢炎の好発部位
顔はニキビや毛嚢炎ができやすい部位。発生は少ないものの、中にはかゆみを伴うニキビや毛嚢炎もあります。
マスクによるムレが原因になる
口周りや頬は、マスクによってムレが起こりやすいです。顔脱毛後に口周り・頬がかゆい場合は、マスクによるムレが原因の可能性も。
顔脱毛後に敏感になった肌が花粉に反応して、いつも以上にかゆみが起きてしまう可能性があります。
脱毛から帰宅後は、すぐに洗顔して花粉を落とす対策が有効です。
顔はデリケートな部位であり、人の目が気になるパーツです。だからこそ、顔脱毛後は肌の変化をしっかりと観察し、かゆみ・赤みが見られる場合は早めに対処しましょう。
脱毛後の皮膚のかゆみ・赤みの対処法
脱毛後の皮膚がかゆくても、掻くのはNG。かゆみ・赤みのある皮膚を掻くと余計にかゆくなる経験をした方は多いと思います。
「何度も掻くとかゆみが増す」仕組みは、医学的にも証明されています。※3
なかなか改善しないかゆみの悪循環を断ち切るためにも、かゆくても掻かずに以下の対処法を実践しましょう。
脱毛後のかゆみ・赤みの対処法
- かゆみや赤みのある部位を冷やす
- 保湿をこまめに行う
- 外部からの刺激を避ける
- 血行が良くなるような行動はかゆみや赤みを助長する
- クリニックから薬をもらった場合は患部に塗る
- ムヒなどの市販薬を使用するのはおすすめできない
かゆみや赤みのある部位を冷やす
脱毛後の肌にかゆみや赤みが起こったときは、患部を冷やすと炎症が抑えられ、症状が軽減します。
- 清潔なタオルで巻いた保冷剤を使用する
- 保冷剤がない場合は濡らした清潔なタオルを使う
- 冷やしすぎに注意する
かゆみや赤みのある患部を冷やす際は、タオルで巻いた保冷剤や濡れたタオルを使用します。
症状を改善したいと思うあまりに、保冷剤を直接肌に当てたり長時間冷やしたりする方もいらっしゃいますが、冷やしすぎは血行不良や凍傷などの皮膚障害につながる危険性があるため厳禁です。
手軽に肌を冷やせる冷却シートも市販されていますが、脱毛後のデリケートな肌への刺激となる場合があるので使用はおすすめできません。
(冷却シートには安全性が高いパラベンといった防腐剤が含まれますが、ごくまれにアレルギーを発症する方もいます※4)。
かゆみや赤みの症状以外に、脱毛後の肌に熱がこもっている感覚の際にも適度な冷却が有効です。
保湿をこまめに行う
かゆみや赤みのある部分は、保湿をこまめに行うようにします。
肌が乾燥していると、かゆみ・赤みといった肌トラブルが長引く可能性も。朝晩はもちろん、可能であれば日中もこまめに保湿をすると良いでしょう。
かゆみや赤みなどの肌トラブルが起きている患部には、刺激の少ない保湿剤を使用します。
顔の場合、化粧水は3回くらいに分けてたっぷりとつけるのがおすすめです。乳液やクリームなどで潤いを閉じ込めるケアも忘れずに行ってくださいね。
VIOラインには、敏感肌用のローションやデリケートゾーン専用の保湿剤を使用すると良いでしょう。肌への刺激が少なく、サラッとしたテクスチャのものがおすすめです。
空気が乾燥しやすい冬の時期であれば、加湿器などを使用して部屋自体の湿度を上げておくと、なお良しです。
室内の湿度が60~70%程度に保たれていると肌の水分蒸発も緩やかになり、乾燥を軽減させる効果があります。※5
外部からの刺激を避ける
脱毛後にかゆみや赤みがあるときは、外部からの刺激を極力避けましょう。
締め付けの多い下着やピッタリとした服は肌への刺激になりますので、ゆったりとした服装を選ぶようにします。
さらに、お風呂のときに肌をゴシゴシこすると、肌の刺激になりかゆみ・赤みが増す可能性が高いです。
かゆみや赤みのある肌は、たっぷりの泡で優しくなでるように洗いましょう。
石油系の洗浄成分が配合された洗顔フォームやボディーソープは洗浄力が強い反面、肌への刺激となります。
アミノ酸系の洗浄成分を使用しているものなど、敏感肌の方でも問題なく使用できるような商品がおすすめです。
「通気性が良く肌刺激の少ない服装を選ぶ」「肌を労わりながら優しく洗う」この2点に気をつけるだけで、肌への刺激をグッと減らせます。
血行が良くなるような行動はかゆみや赤みを助長する
血行が良くなる、体温が高くなるような行動は、肌のかゆみや赤みが増す原因になります。
- ジムやストレッチなどの運動
- 温度が高めのお風呂
- アルコールの摂取
- 紫外線を浴びる
シャワーを浴びる際や入浴するとき、高めの温度に設定していると体温が上がり過ぎてかゆみが増します。
また、お風呂から上がったあとに肌の水分が蒸発しやすくなってかゆみが増す事態にもつながります。
風邪をひいてしまうほど温度を下げる必要はありませんが、入浴時は38~40度のぬるめの温度設定にしましょう。
赤外線による刺激を受けると、乾燥が進むだけでなく炎症がひどくなったり、やけどのような水ぶくれができたりする可能性もありますので紫外線対策は必須です。
クリニックから薬をもらった場合は患部に塗る
クリニックで医療脱毛をした際は、アフタークリームとしてお薬を渡される場合も多いですよね(リンデロン、ロコイド、リドメックス、デルモゾールなど)。
クリニックからもらった塗り薬がある場合は、1日に数回かゆみや赤みのある患部に塗るようにします。
どのくらいの量を塗れば良い?
「フィンガーチップユニット」または「ワン・フィンガーチップユニット」といって、外用薬には適量があります。
チューブから薬を指の第一関節の長さに出す(0.5g)⇒手のひら2枚分の広さに対する適量ですが、「薬を塗ったあとに、ティッシュが肌にくっつくくらいの量」といわれることもあります。
薬は患部に塗りこまなくても効き目がありますので、優しく塗り広げましょう。
薬と保湿剤どちらが先かとの質問も多くありますが、お薬が先で保湿剤は後です。薬を保湿剤でフタするイメージで塗ってくださいね。
ムヒなどの市販薬を使用するのはおすすめできない
少しくらいの赤みやかゆみなら市販薬で治したいと思われる方も多いのですが、脱毛後のかゆみや赤みに自己判断で市販薬を使用するのはおすすめできません。
クリニックや皮膚科では、かゆみの原因によって処方するお薬を変えています。
症状や原因に合ったお薬でなければ、症状が良くなりにくいだけでなく、ケースによっては悪化してしまう可能性もあるのです。
たとえば、かゆみを抑える効果がある市販薬の液体ムヒS2aは、「化膿している患部には使用してはいけない」とされています。※6
一方、クリーム状のムヒSは毛嚢炎などの化膿部位への使用は禁止していないものの、VIOラインのようなデリケートな部位は刺激が強く感じられるために使用を推奨していません。※7
ふだんちょっとした肌トラブルに使用しているような市販薬であっても、VIO・顔はほかの部位に比べて吸収率が違うので要注意。
腕や太ももなどデリケートゾーン以外のところでも、部位・原因・症状に合わせて適切な治療をするためには、医療機関で診察や薬の処方をしてもらうのが一番です。
脱毛後のかゆみはいつまで続く?
脱毛後のつらいかゆみ。いつまで続く?このまま治らなかったら嫌!と不安に思いますよね。
かゆみの度合いやほかの症状の有無など、一口に「かゆみ」といっても人それぞれなので「いつまで」と断言できないのが正直なところです。
とはいえ、脱毛が原因のかゆみは永遠に続くわけではなく、かゆみの原因が治まるとかゆみもなくなっていきます。
炎症、乾燥、毛嚢炎によるかゆみは、正しい対処を行っていれば1~2週間ほどで良くなる場合が多いです。
一方、掻き壊してしまったり、毛嚢炎が悪化してしまったりするとかゆみが長引きます。
かゆみや赤みが続いている場合は、早めにクリニックや皮膚科に相談すると治るまでの期間も短くなりますよ。
掻いてしまいブツブツができたときの対応
寝ている間に掻いてしまったり、ほかのことに集中しているときにうっかり掻いてしまったり、気づいたらブツブツができているケースも少なくありません。
さいごに、脱毛後の肌を掻いてしまいブツブツができてしまったときの対応をまとめました。
- 刺激を与えない
- 清潔を保ち保湿ケアをする
- 早急にクリニック・皮膚科を受診する
脱毛後の肌を掻いてブツブツができたときは、刺激を与えないようにするのが基本です。かゆみがあっても、これ以上掻かないように気をつけましょう。
肌がブツブツした状態は感染症のリスクも高まりますので、できるだけ患部を清潔に保ち、保湿ケアを行います。
肌への刺激が少ない保湿剤として、ワセリンが有効です。ワセリンは6時間ごとの塗布で肌の保湿効果を維持できます。※8
掻いてしまいブツブツができた肌は傷・炎症が悪化している状態ですから、これ以上症状をひどくしないためにも、早急に受診を検討してください。
ムダ毛をなくしてきれいな肌を手に入れるための脱毛ですから、かゆみや赤みによって色素沈着や跡が残ってしまうような事態は避けたいものです。
脱毛後のかゆみや赤み、ブツブツへの対応に悩んだときは早めに脱毛を受けたクリニックや皮膚科クリニックに相談してくださいね。
参考文献
※1 江川 形平 (2020)皮膚のかゆみのメカニズム/J-Stage https://www.jstage.jst.go.jp/article/arerugi/69/4/69_256/_pdf
※2 A. Damian Dhar , MD, JD, North Atlanta Dermatology(2019)毛包炎と皮膚膿瘍 https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/17-%E7%9A%AE%E8%86%9A%E3%81%AE%E7%97%85%E6%B0%97/%E7%9A%AE%E8%86%9A%E7%B4%B0%E8%8F%8C%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87/%E6%AF%9B%E5%8C%85%E7%82%8E%E3%81%A8%E7%9A%AE%E8%86%9A%E8%86%BF%E7%98%8D
※3 Kensho Kanehisa, Keisuke Koga, Sho Maejima, et al. :Neuronal pentraxin 2 is required for facilitating excitatory synaptic inputs onto spinal neurons involved in pruriceptive transmission in a model of chronic itch. (2022) DOI:https://doi.org/10.1038/s41467-022-30089-x
※4 北村 繁幸, 浦丸 直人, 井上 俊夫ら. :パラベン類の代謝とアレルギー発症(2011). 第38回日本トキシコロジー学会学術年会 P-67. DOI:https://doi.org/10.14869/toxp.38.0.20067.0
※5 Hiroko FUJIMURA. :The Effect of Humidity on Normal Skin Women and Sensitive Skin Women. (2013) https://www.jstage.jst.go.jp/article/shasetaikai/2013.7/0/2013.7_1/_pdf/-char/ja
※6 液体ムヒS2a使用上の注意/株式会社池田模範堂 https://www.info.pmda.go.jp/downfiles/otc/PDF/J0801000168_02_A.pdf
※7 虫さされ・かゆみに ムヒS池田模範堂/株式会社池田模範堂 https://www.ikedamohando.co.jp/sp/products/insect_bite/muhi_s.html
※8 ワセリン塗布による皮膚保湿時間の検討/医療法人社団健育会 西伊豆病院 https://kmcb.or.jp/archive/training/pdf/case/kango8/2603_06.pdf