男性型脱毛症

AGA治療で効果ない人はいる?やめどきや治療しても意味がないと言われる理由を解説

AGA治療
藤井 麻美

成人男性にみられる脱毛症である男性型脱毛症(以下AGA)にはミノキシジルやフィナステリドが効果的であると知られていますが、人によっては十分な効果がない場合があります。

また、副作用が出現して治療を中断せざるを得ない場合もあります。

本稿では、AGA治療で効果がない理由・考えられる原因や、効果がない人とある人の違い、AGA治療薬が効かない場合の対処法について説明します。

この記事の執筆者

名前 / Name  
藤井 麻美 

プロフィール / Profile
あさ美皮フ科亀戸駅前 院長
皮膚科専門医/医学博士
略歴:愛媛大学医学部を卒業後に大阪大学医学部皮膚科へ入局。退役軍人病院(米国ロサンゼルス州)皮膚科、岐阜大学医学部付属病院皮膚科を経て当院を開業。

所属:日本皮膚科学会/日本レーザー医学会/日本乾癬学会/日本アレルギー学会/江東区医師会

AGA治療の効果がない人の理由・考えられる原因 

男性型脱毛症(以下AGA)は、成人男性に見られる最も一般的な脱毛症です。年月をかけて徐々に髪が薄くなります。

進行パターンには前頭部からはじまるもの、頭頂部からはじまるもの、前頭部と頭頂部の両方の薄毛が同時に進むものなどがあり、AGAは遺伝的、環境的な要因によって起こると考えられています。

AGAに関連する遺伝子は母方から受け継ぐパターンもあるため、父親にAGAがなくても油断はできません。

発症原因が完全には解明されていないAGAですが、リスク因子として特定されているもののひとつに、ジヒドロテストステロン(DHT)が挙げらます。

DHTは、毛髪を作る毛母細胞の働きを低下させる作用のある男性ホルモンです。

DHT

AGA治療はこのDHTの抑制が中心となりますが、効果には個人差があり、期待したほどの効果が出ない方がいます。

AGAの治療効果が芳しくないのには、以下の要因が考えられます。

AGA治療で効果がない要因
  • 遺伝の影響
  • 治療を始める時期の影響
  • 内服コンプライアンスの低下や治療中断

遺伝の影響

遺伝がAGAの発現と進行に重要な役割を果たしている1)と先ほど述べました。これまでにAGAに関連する遺伝子変異がいくつか特定されています。

これらの遺伝子変異があるとDHTに対する毛包の感受性が強くなり、結果として毛包が縮小し2)、薄毛につながると考えられているのです。

AGAは本質的に遺伝的な疾患であるため、家族歴の強い人は、より症状が強く出る傾向があり、かつ治療に対する反応が悪いケースがあります。

治療を始める時期の影響

期待していたよりもAGAの治療効果がない要因には、AGA治療の開始時期が遅すぎた可能性があげられます。

AGAは進行性に悪化する疾患であり、治療せずに放置しておくと不可逆的(元に戻らない)な毛包損傷を引き起こす場合もあります。

相当数の毛包が「休止期」に入ってしまうと、治療には反応せず、治療効果が低くなる3)ことがあるのです。

ヘアサイクル

内服コンプライアンスの低下や治療中断

AGA治療において、決められた投薬のスケジュールを守るのは極めて重要です。

特に内服の場合はきちんと決められたタイミングで内服しないと、全く効果がみられない場合もあります。

ミノキシジルやフィナステリドは、FDAもその効果を承認したAGAの治療薬です。しかしながら、しっかり効果を出すためには長期間の内服継続が必要です。

自己判断での治療中断はやめましょう。効果が出る前に治療を中止した場合は、症状が再発する可能性が高いです。

治療を中止すると、6~12ヵ月以内に治療前の状態に急速に戻ることが多いという研究報告もあります4)

AGA治療で効果がない人と効果が早い人の違い

AGAには数多くの治療法がありますが、それに対する反応には個人差があります。

AGA治療にあまり反応しない人とすぐに反応する人の違いは、遺伝的素因、治療開始時の脱毛の程度、利用した治療の種類、患者のコンプライアンスなど、多くの要因があります。

遺伝
AGA治療の効果がない人とある人の違い
  • 遺伝的素因
  • 治療開始のタイミング
  • 治療の種類
  • 決められた治療をしっかり行う

遺伝的素因

AGA治療の有効性における重要な要因は遺伝的素因です。

遺伝的要因がAGAに重要な役割を果たしており、特定の遺伝子変異が症状およびその進行と強く関連している5)とわかっています。

つまり、特定の遺伝子変異を持つ人は、毛包を収縮させ、薄毛や脱毛を引き起こすホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)の影響を強く受けてしまうのです。

そのため、このような人はDHTを抑制する治療をしてもあまり効果がない場合があります。

治療開始のタイミング

また、治療開始時の脱毛の程度が治療結果を左右します。

AGA治療の成功には早期の介入が重要で、薄毛の初期段階で治療を開始した人の方が、治療成績が良好である6)とわかっています。

AGA治療

逆に、薄毛がある程度以上に進行してしまった段階で治療を開始した人は、毛包の微細化や消失の程度が大きいため、それほど早く効果的な反応が得られない可能性があります。

治療の種類

治療の種類によってもその効果が変わります。

例えば、ミノキシジルのような局所治療によく反応する男性もいれば、フィナステリドのような経口薬でよりよい結果が得られる男性もいる7)ことがわかっています。

さらに、レーザー治療や植毛手術など、他の治療法の方が早く結果が出る人も。AGA治療への反応は、一人ひとり特有の脱毛パターンと選択した治療法により決まっていきます

そのため、AGA治療の専門医がいて、現在のAGA進行状況に合わせた処方が受けられ、その後も経過を長期間診てもらえるクリニックで治療を受けるのが望ましいです。

決められた治療をしっかり行う

最後に、治療計画に対する患者さんのコンプライアンスは治療成功の重要なカギとなります。

コンプライアンスとは、決められた用法や用量をきちんと守って薬を使用すること、と考えてください。

AGA治療は、その効果を維持・向上させるために、一般的に長期間の治療期間が必要となります。

治療計画を守り、指示されたとおりに定期的に薬を服用または塗布している患者さんは、やはり良い結果につながるケースが多いです。

逆に、服用を省略したり、早期に治療を中止したりするなど、コンプライアンスを欠く患者さんでは、なかなか思ったような発毛効果が得られません8)

AGA治療

AGAは発症したら終わり?AGA治療は意味ないのか

『AGAは一度発症すれば治らないし、治療しても無意味だ』『AGA治療は効果がない、意味がない』、と言う人を見かけます。

この見解は完全には正確とは言えません。

AGAは遺伝性の病気だけど、治療で改善する

AGAは主に遺伝的要因とホルモン的要因によって引き起こされる症状です9)。一度発症すると進行を止めたり、元に戻したりはできないと考える人もいます。

AGAは確かに進行性で、放置すれば時間とともに悪化していきますが、治療が無意味だという考え方は正しくありません

治療によりAGAの進行を遅らせたり、止めたり、あるいは部分的に発毛がよみがえることは、数々の研究報告として論文化されています 10)11)12)

具体的な治療薬の例は下記のとおりです。

フィナステリド

テストステロンをジヒドロテストステロン(DHT)に変換する酵素を阻害する内服薬です。

複数の臨床試験において、AGAの進行を遅らせ、場合によっては発毛を促進することが示されており10)、AGA治療の中心です。

ミノキシジル

外用薬であるミノキシジルは、AGAの男性の発毛を促進することが分かっています11)。

これらの薬剤はいずれもAGA治療薬として米国食品医薬品局(FDA)により承認されており、数十年にわたりAGA治療に広く使用されているものです。

レーザー治療や多血小板血漿(PRP)治療

このような確立された治療法に加え、レーザー治療や多血小板血漿(PRP)治療などの新しい治療法も期待が持てます。

Guptaらによる研究では、レーザー治療がAGAの男性の毛髪密度をあげ、見た目の発毛具合を改善することが報告されています 12)

自毛植毛

さらに、毛包を頭皮のある部分から別の部分に移す外科的処置である自毛植毛は、より進行した段階のAGAの男性のための有効な選択肢です。

自己植毛手術は、ここ数年で大きく進歩し、自然な仕上がりになってきています 13)

植毛

冒頭でお伝えしたとおりAGA治療薬で効果が得られない方がいるのは事実ですが、このようにAGA治療の効果は科学的に証明されていますので、「AGA治療が意味ない」との考え方は間違っています。

AGAは治療により改善が期待できるが、早めの対策が重要

治療の成功のカギは、早期の開始にあります。脱毛が始まってから早目に治療を開始すればするほど、良い結果が得られる可能性が高くなります。

いったん毛包が完全に微細化して毛を作らなくなると、復活させるのは難しいのです14)

この事実が”AGAは一度発症したら終わり “と誤解している人が多くいる理由につながっていると考えられます。

治療を迷う時間はもったいない

まとめると、AGAが進行性の疾患ですが、治療が不可能であったり、治療が無意味であったりする事実はありません

それどころか、特に早期に治療を開始すれば、さまざまな治療法によってAGAは十分に治療効果が期待できる疾患です。

治療によりAGAの進行を遅らせたり、食い止めたりすることも可能ですし、場合によっては失った髪を再生させることもできます。

AGA治療で効果がない人はどのくらいいるのか

AGA治療薬で効果がない、効かない人の割合は下記のとおりです。

ミノキシジル外用薬フィナステリド内服薬
有意な発毛約40%約48%
最小限の発毛約40%約42%
変化なし約15%約8%
さらなる進行約5%約2%

「効果なし」、つまり「さらなる損失」を経験する人はごく一部です。ほとんどの非反応者は、現在の毛髪状態を維持しているのが分かります。

出典:Olsen EA, et al. (2002). A randomized clinical trial of 5% topical minoxidil versus 2% topical minoxidil and placebo in the treatment of androgenetic alopecia in men. Journal of the American Academy of Dermatology.

Kaufman KD, et al. (1998). Finasteride in the treatment of men with androgenetic alopecia. Journal of the American Academy of Dermatology.

Leyden J, et al. (1988). Efficacy of Topical Minoxidil in the Management of Androgenetic Alopecia. Journal of the American Academy of Dermatology.

「効果がない」=「発毛しない」とは限らないことに注意が必要で、多くの研究では、結果をいくつかのグループに分類しています。

(有意な発毛、最小限の発毛、変化なし、さらなる脱毛)

「効果なし」は、「変化なし」と「さらなる損失」の両方を含みます。

つまり、改善が見られない人の中には、毛髪がさらに失われるのではなく、実際には現在の毛髪の状態を維持している可能性があります。

効果がない・効かないときの対処法

AGA治療に対する反応には個人差があり、フィナステリドやミノキシジルのような治療によく反応する男性もいれば、これらの第一選択治療では効果がない男性もいます。

標準的なAGA治療で満足のいく結果が得られない場合には、次のような手段があります。

AGA治療で効果がないときの対処法
  • かかりつけ医に相談し本当にAGAなのか確認する
  • 治療を開始してからの期間を考える
  • 他の治療法を検討

かかりつけ医に相談し本当にAGAなのか確認する

治療効果がないと感じた場合はまず、かかりつけの医師に率直に相談してください。

AGA以外に抜け毛の原因となる病気が隠れている可能性もあります。

例えば、甲状腺疾患、鉄欠乏症貧血、自己免疫疾患などは、脱毛を引き起こしたり、悪化させたりする可能性があります19)

現在のAGA治療に効果がないと決めつける前に、他の病気がないか確認しましょう。

治療を開始してからの期間を考える

治療効果がないと感じた場合、AGAの治療期間がどれぐらいなのか改めて考えてみましょう。

フィナステリドもミノキシジルも、顕著な改善が見られるようになるまでには、少なくとも3ヶ月から6ヶ月は継続して使用する必要があります20)

治療薬の使用期間がこの期間より短い場合は、もう少し続けて様子を見るべきでしょう。

他の治療法を検討

十分な期間が経過しても治療効果がなく、他の原因が除外された場合は、他の治療法を検討する時期です。

レーザー治療

例えばレーザー治療は、AGAの男性の毛髪密度と毛髪の太さを増加させるといくつかの研究で示されています21)

レーザーの光を用いて毛包を刺激する非侵襲的な治療法であり、他の治療法との併用も可能です。

AGA治療

多血小板血漿(PRP)治療

もうひとつの選択肢として、多血小板血漿(PRP)治療もあげられます。これは、成長因子を豊富に含む患者自身の血漿を頭皮に注入し、発毛を促すものです。

まだ確立された治療法ではないため発展途上のものではありますが、いくつかの研究では、AGA治療におけるPRPの有望な結果が示されています22)

自毛植毛

自毛植毛手術は、他の治療法で成果が全く得られなかった場合の選択肢です。

この手術では、頭皮の中で毛がまだ生えている部分(後頭部が多い)から毛が抜けてしまった部分に毛包を移動します。

施術を受けられる施設は限られており、手術となるので患者さんの負担も大きいですが、植えた毛包が生着すると効果は永続的であり、仕上がりも自然なものになることがほとんど 23)

ですが、この方法も全部の毛が抜けてしまうとできなくなくなるので、注意が必要です。

AGA治療のやめどきは?一般的な治療経過について

「AGA治療薬は効果がない人も一定数いる」「AGA治療は3~6カ月継続しないと効果がみられない」「治療薬での効果がないときは、他の治療法を選択する手もある」この3点をご理解いただけたでしょうか。

では、最後にAGA治療のやめどきについて少し解説させてください。

AGAの治療は、一般的に長期にわたります。そのため、「いつAGA治療を止めるべきか」という疑問を抱く人も少なくないでしょう。

治療薬で効果がなかったときなのか、発毛に満足したときなのか、いつまで通院を続ければ良いのか先が見えると、少し安心しますよね。

AGA治療を続けるべきか迷ったときに考えるべきポイントは、以下のとおりです。

AGA治療を続けるべきか迷ったときに考えるべきポイント
  • AGAは慢性の進行性疾患
  • 治療に対する反応
  • 副作用
  • 治療費
  • 目標を達成したら?

AGAは慢性の進行性疾患

まず第一に、AGAは慢性の進行性疾患である事実をしっかり認識しましょう。

フィナステリドやミノキシジルなど、AGAに使用される治療薬はAGAを治すものではなく、抜け毛を遅らせたり、発毛を促したりするものです。

したがって、治療効果を維持するためには、通常、治療を継続する必要があります 15)

治療を中止すれば、脱毛の進行が再開する可能性が高いと言えるでしょう。

治療に対する反応

AGA治療に対する反応も、治療をいつまで続けるかを決定する重要な要素です。

臨床試験では、毛髪密度の顕著な改善が観察されるまでに、治療開始から3~6ヵ月かかると示されています16)

そのため、すぐに結果が出ないからといって、治療を早急に中止するのはあまりお勧めできません。

しかし、1年間以上治療を続けても全く改善が見られない場合は、治療計画を再考すると良いでしょう。

AGA治療

副作用

副作用があるかないかも、AGA治療を続けていくかどうかを判断するときのポイントです。

一般的にAGA治療薬の副作用は軽微なものがほとんどですが、フィナステリドやミノキシジルのような治療薬には見過ごせない副作用リスクがあります。

例えば、フィナステリドは、ごく一部の男性に性的副作用を引き起こす可能性があります 17)

副作用が起こり、それが持続するようであれば、治療を中止するか変更するかを主治医と相談するべきでしょう。

治療費

もう一つの重要なポイントは治療費の負担です。

フィナステリドもミノキシジルも、その効果を維持するためには使用の継続が必要であるため、その間ずっと治療費がかかります。

経済的負担が大きいと感じた場合は、治療を中止するしかありません。

治療費が気になる場合、前もって医療従事者と費用対効果の高い治療法についての話し合いが重要とされています18)

出せる予算が決まっている場合は、ジェネリック医薬品の使用を検討するなど、治療開始の際に担当医師とよく相談されて決めるようにしましょう。

これまで使用していたAGA治療薬をジェネリックへ変更する選択肢もあるため、すでに治療を開始されていて治療費の負担が気になる場合もまずは医師に相談してください。

目標を達成したら?

最後に、治療を継続するかどうかの判断には、その人個人のゴールや目標も指標となります。

AGA治療によって満足のいく結果が得られ、その結果が継続的な治療によって維持されるのであれば、通常は治療の継続が推奨されます。

ですが、その人が目標に到達し、現在の毛髪レベルに満足しているのであれば、治療の中止を検討することもひとつの選択肢となるでしょう。

まとめ  

AGA治療で思ったような効果が得られない場合に考えられる理由はさまざまです。主治医によく相談し、効果が出ない原因を突き止め、適切な対処を取っていくことが大切です。

また、場合によっては新たな治療法を模索してみることもお勧めします。

一般的なAGA治療効果が得られなかった場合は、レーザー治療、PRP治療、植毛手術などを検討する選択肢もあります。

AGA治療は効果がないのでは、自分は効果があるのか、などご不安な点はぜひお気軽にご相談ください。

Q&A (質疑応答集)

Q
AGA治療で効果がないのはなぜですか? 

治療が効かない理由は多々あり、遺伝的要素、治療を始める時期の影響、投薬スケジュールを守っていない、治療薬が合っていない影響などが考えられます。

Q
AGA治療薬が効かない場合はどうすればいいですか? 

主治医に相談し、その原因を特定し、適切な治療法を検討しましょう。具体的にはレーザー治療や多血小板血漿(PRP)治療、自毛植毛などが考えられます。

Q
AGA治療はいつ効果が出ますか? 

一般的には、治療を開始してから3-6ヶ月後に効果が見られます。

Q
AGA治療の効果がない場合、いつまで治療を続けるべきですか? 

AGAは進行性の病気なので、継続的な治療が必要です。ただし、1年以上治療を続けても全く改善が見られない場合は、治療計画の再考をしましょう。

Q
AGA治療の効果がない場合、生活習慣の改善をすべきでしょうか?

生活習慣の改善により健康状態がよくなると、AGA治療にもよい効果があると期待できます。

Q
治療を中止するとどうなりますか?

治療を中止すると、髪の薄毛が再び進行する可能性があります。

Q
AGA治療は効果がない、意味がないというのは事実ですか? 

現在のところ、AGAは完全に治すことはできません。ただし適切な治療により症状を改善する、またはAGAの進行を止めることは可能と考えられています。

Q
AGAの進行を遅らせる方法はありますか? 

早期の診断と治療開始がAGAの進行を遅らせる最善の方法です。

Q
AGA治療はすぐに結果が出ますか? 

通常は治療を開始してから数ヶ月後に初めて結果が見られます。

Q
AGA治療の効果がない場合、自己判断でビタミンやサプリメントを追加しても良いですか?

医師の指導なしにサプリメントを追加するのはあまりお勧めできません。サプリメントにも副作用を起こすものがあります。

Q
AGA治療中に髪の毛を染めたりパーマをかけたりしても大丈夫ですか? 

髪を染めたりパーマをかける行為自体がAGAを悪化させるわけではありませんが、髪や頭皮にダメージを与える可能性があります。

Q
AGA治療に必要な時間は人によりますか?

はい、治療の反応は人によります。AGAの進行状況、遺伝的要素、生活習慣などによります。

参考文献

1) Hillmer, A. M., et al. (2008). Genetic Variation in the Human Androgen Receptor Gene Is the Major Determinant of Common Early-Onset Androgenetic Alopecia. American Journal of Human Genetics, 77(1), 140–148. 

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23) Avram MR, Rogers NE. The use of follicular unit transplantation in the surgical treatment of male pattern hair loss. Dermatol Clin. 2008 Jul;26(3):365-71, viii.


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