AGA治療のデメリットは副作用と治療費 – 事前に知っておきたいリスクや注意点
男性型脱毛症(以下AGA)は、遺伝的要素と男性ホルモンの影響を強く受ける脱毛症です。
治療にはミノキシジルやフィナステリド(プロペシア®)が一般的に用いられますが、これらの薬剤には副作用のリスクが存在します。
皮膚炎といった軽い副作用から、性欲減退や抑うつといった心身への影響が見られることも。さらに、治療を途中で中断すると症状は再発し、完治は難しいとされています。
本記事では、AGA治療のデメリットと副作用をわかりやすく解説しました。また、デメリットを抑えたクリニック選びのポイントも掲載しています。
AGA治療は自費診療となるため、全額自己負担であり、それなりの費用が必要です。個人輸入薬は安全性が確認できないため、医療機関での治療をお勧めします。
副作用や治療費などについて理解し、AGA治療を選択する際の一助にしていただければ幸いです。
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AGA治療のデメリット
AGAは、中高年の男性に見られる脱毛症です。医学の進歩により、薬で改善が期待できる病気となりましたが、残念ながらAGAの治療にはさまざまな欠点もあります。
これから順に解説していきましょう。
治療費用が継続的に必要
治療費用がかさむことはAGA治療のデメリットと言えるでしょう。AGA治療では多くの場合、継続的な塗り薬の使用や長期間にわたる薬の摂取が必要になります。
また、AGA治療は健康保険が適用されないため、全額自己負担です。
治療法 | 費用の相場 |
---|---|
フィナステリド | 2,000~10,000円/月 |
ミノキシジル | 3,000~10,000円/月 |
自毛植毛 | 40万円~150万円 |
1か月ごとの費用負担はそれほど大きくなくても、長期にわたって負担が続くので、思いのほか高額となることがあります。
そしてそれが、AGA治療を開始または継続するうえでの障壁となる場合もあります3)。
治療期間が長い
AGA治療のもうひとつの問題として、治療期間があります。
毛髪の成長には時間が必要で、AGA治療の効果を実感できるまで数ヶ月から長い場合は数年かかることも。
治療の長期化は、患者さんにとって大きな精神的負担となります。
効果を実感できない中で、毎日薬を塗ったり、毎日錠剤を飲んだりするのが重荷に感じる可能性があります。
副作用が起こる場合がある
AGA治療に使用されるミノキシジルやフィナステリドのような薬剤は、頭皮の炎症のような軽いものから、性機能障害や気分の変化(抑うつ)のようなある程度重篤なものまで、さまざまな副作用を引き起こす可能性があります1)。
AGA治療薬 | 主な副作用 |
---|---|
ミノキシジル | ・赤み、かゆみ、はれなどの皮膚の炎症 ・頭皮以外の部分への不要な発毛 ・塗布部位の灼熱感や圧痛 ・めまいまたは失神(まれ) ・急速な心拍または動悸(まれ) |
フィナステリド | ・性欲減退 ・勃起不全 ・射精障害 ・精巣痛 ・抑うつ、不安、その他の気分の変化 |
これらの副作用は、AGA治療を受けているすべての人に起こるわけではありません。
たとえばフィナステリドの性欲減退の発現率は3.8%、勃起障害は1.3%、射精障害は1.2%となっています。
出典:Mella JM, Perret MC, Manzotti M, Catalano HN, Guyatt G. Efficacy and safety of finasteride therapy for androgenetic alopecia: a systematic review. Arch Dermatol. 2010 Oct;146(10):1141-50.
※フィナステリドを1mg/日投与した48ヵ月間の研究で報告されたもの。個人差があります。
ただし、起こってしまった場合は患者さんの生活の質(QOL:Quality of life)に影響を与え、治療の中断につながる可能性があります。
初期脱毛が起こる
患者さんがしばしば遭遇するもう一つの問題は、”初期脱毛 “と呼ばれるものです。この現象は、患者さんが初めてAGA治療、特に外用ミノキシジルによる治療を開始したときに起こります2)。
初期脱毛は、古くなった薄い毛が抜け落ちて、新しく健康な毛が生えてくるのに必要なプロセスです。
初期脱毛は治療がうまくいっている証拠でもあるのですが、髪が濃くなる前に抜けてしまうので、一時的により髪が薄く見え、患者さんにとって苦痛になることがあります。
効果の実感には個人差がある
AGA治療のデメリットとして、効果に個人差があることもあげられます。
ミノキシジルやフィナステリドのような一般的なAGA治療薬は多くの人で効果がみられますが、中にはほとんど効果がない患者さんも存在するのです4)。
AGA治療薬 | 顕著な改善が見られない人の割合 |
---|---|
ミノキシジル | ・使用者の約40~50%において有効と推定される ※つまり、約半数は顕著な改善が見られない可能性がある。 |
フィナステリド | ・最大90%の使用者に有効とされる ※10%前後の使用者には顕著な反応が見られないことが分かっている |
患者さんによる効果の違いには、個人の遺伝的体質、脱毛の程度やパターン、治療開始のタイミングなど、いくつかの要因が関係していると考えられています。
脱毛が広範囲に及ぶ患者さんや、ある程度AGAが進行してから治療を開始した患者さんでは、治療に対する反応があまり強くなく、想定していた効果を実感できない場合があります5)。
治療をやめると薄毛が進行する
AGA治療のもうひとつ大きな欠点は、治療をやめると再発することです。
AGA治療を中止すると脱毛が再開し、多くの場合治療前と同じ速度で脱毛が進行します。
治療中止後数カ月以内に脱毛が起こり、時間の経過とともに患者さんの毛髪密度は治療前のレベルに戻る場合もあります6)。
AGAは完治するわけではない
AGA治療をやめるとどうして薄毛が進行するのでしょうか。これは、AGAが治療により完治するわけではないことが原因です。
この点は、AGA治療のデメリットと言えるでしょう。残念なことですが、現在利用可能な治療法で、AGAは完治しないのです。
治療により脱毛の進行を遅らせたり、新たな発毛を促したりすることはできますが、AGAを引き起こす根本的な遺伝的・ホルモン的要因には対処できません。
そのため、効果を維持するためには継続的に治療を続ける必要があります7)。
AGA治療の副作用は治療方法により異なる
AGA治療に伴う副作用は、軽い皮膚の炎症から重篤な内臓への副作用までさまざまであり、時にはその副作用により治療を断念せざるを得ないことも。
どのような副作用が起こり得るのかは、AGA治療薬が外用薬か内服薬かによって異なります。
外用薬で起こりうる副作用
- 高濃度(5%)は低濃度(2%)よりも副作用の発生率が高い。
- 適切な塗布は起こりうる副作用を最小限に抑えられる。
- 敏感肌の人は副作用を感じやすい。
AGAの治療薬としてよく使われるミノキシジルなどの外用薬の副作用は、主に塗布した部位で起こります。
- 赤み
- かゆみ
- 乾燥
- 落屑(フケ)
- 頭皮の炎症
ミノキシジルが頭皮以外の部位についてしまった場合、その部位にも不必要な発毛を誘発することがあります9)。
外用薬による副作用は一般的に軽微でありしばらくすると治まってくることがほとんどですが、患者さんによっては治療を中止するほど症状が強く出てしまうこともあります。
ミノキシジルの副作用 | 発生率 |
---|---|
局所刺激 | 7-10% |
不必要な発毛(多毛症) | 5%未満 |
内服薬で起こりうる副作用
内服薬は成分が血流をめぐって全身に行き渡るため、塗り薬よりも副作用は重篤です。
- 高齢の男性は、副作用が起こりやすい。
- 投与量が多いほど副作用の発生率が高くなる。
- 遺伝的要因、その他個人的要因により副作用を起こしやすい男性もいます。
フィナステリド内服薬の副作用
- 性欲減退
- 勃起不全
- 射精障害
また、フィナステリドを服用している患者さんにおいて、抑うつや気分の変調が起きるという報告もあります11)。
フィナステリドの副作用 | 発生率 |
---|---|
性的機能障害 | 約3.8% |
抑うつ・不安 | 1%未満 |
デュタステリド内服薬の副作用
デュタステリド(ザガーロ®)は、フィナステリドと同様、男性型脱毛症(AGA)の治療に用いられる5α還元酵素阻害薬です。
一般的に、フィナステリドによる治療効果が得られなかった場合に使用を検討します。
- 性欲減退
- 勃起不全
- 射精障害
- 乳房の肥大や圧痛
- めまい
デュタステリドの副作用 | 発生率 |
---|---|
性的機能障害 | 約2.2% |
乳房の肥大や圧痛 | 1%未満 |
めまい | 1%未満 |
副作用は必ず起きるわけではない
各項目の副作用発生率で示したとおり、このような副作用はすべての人に起こるわけではありません。
また、副作用がみられてもほとんどの場合は時間の経過や投薬の中止によって改善されます。
とはいえ、患者さんによっては治療の中止につながることもあり、外用および内服のAGA治療薬の副作用は個人差が大きいことを知っておいてください。
また、外用および内服のAGA治療薬によって、アレルギー反応を引き起こすことがまれにあります。
アレルギー反応には、ちょっとした赤いぶつぶつやじんましんから、呼吸困難のような深刻な問題までさまざまです。
アレルギー反応が疑われる場合は、直ちに使用を中止し、医師の診察を受けてください12)。
AGA治療のデメリットを抑えたクリニック選びの注意点
発生する可能性のある副作用を含め、AGA治療のデメリットを解説してきました。おさらいをすると、AGAのデメリットは下記の7つ。
- 治療費用が継続的に必要
- 治療期間が長い
- 副作用が起こる場合がある
- 初期脱毛が起こる
- 効果の実感には個人差がある
- 治療をやめると薄毛が進行する
- AGAは完治するわけではない
AGA治療を受けようと思った時には、できる限り安く済んで、効果が実感でき、個々のAGA症状の進行度に合わせた適切な治療を行ってくれるクリニックが良いと思うはずです。
また、「副作用は経験したくないな」と全員が希望します。ただ、そうは言っても “お薬の副作用が起きない病院” は存在しません。
まれとはいえ、一定の確率で副作用は起きてしまいますので、副作用が起こったときに適切な対処をしてくれるクリニック選びが大切です。
デメリットが心配な方は、次のようなポイントを考慮してAGA治療を受けるクリニックを選んでみてください。
- 担当する医師がAGA治療に精通しているか確認する
- 満足いく結果が得られなかった場合に、次の一手を考えてくれるかどうか
- 治療経過を継続的に観察してくれるかどうか
- 担当医師の名前は明確か
担当する医師がAGA治療に精通しているか確認する
AGA治療を受けるうえで、AGAを適切に診断できる医師であるかどうかは非常に重要なポイントとなります13)。
「AGAを適切に診断できる医師」というのは、つまり「AGAと他の脱毛症を見分けられるかどうか」です。
診断を誤ると効果的な治療ができず、脱毛を悪化させたり、不必要な副作用を引き起こしたりする可能性さえあります。
AGA治療に伴うさまざまな皮膚トラブルに関しては、やはり皮膚科専門医に相談したいところです14)。
また、ミノキシジル外用やフィナステリド内服といった標準的な治療法から、多血小板血漿療法、自毛植毛、レーザー照射といった革新的な治療法まで、現時点で利用可能なAGA治療に精通していることが望ましいです15)。
満足いく結果が得られなかった場合に、次の一手を考えてくれるかどうか
AGA治療において、ほとんどの患者さんは内服療法と外用療法で改善が見られますが、まれにこれらの治療方法で満足いく結果が得られない場合があります。
この場合に、治療結果を改善するための代替治療戦略や「次のステップ」を検討する準備と能力がクリニックにあるかどうかを確認します。
たとえば、ミノキシジルやフィナステリドなどの第一選択治療が無効な場合、デュタステリドや低レベルレーザー治療などの代替治療を検討することができる体勢があると良いでしょう。
- 投薬量の調整、投薬の変更に柔軟に対応できるか
- 効果がない場合には他の治療法の検討をしてくれるか
中には、特定の治療法にこだわるクリニックもあります。これとは対象的に、新しい治療法を含む代替療法の検討に前向きなクリニックがあります。
AGA治療に対する反応には個人差があるため、初期治療の効果がない場合の対策を持つかどうかは必ず確認しておきたいポイントです。
治療経過を継続的に観察してくれるかどうか
AGA治療には時間が必要であり、その効果は患者さんによってばらつきがあります。そのため、治療経過を継続的に観察してくれる医師を選ぶことも大切です。
継続的に患者さんの状態を観察している医師であれば、副作用が現れても早めに見つけ対処することができます。また、必要に応じて治療計画を調整できます16)。
担当医師の名前は明確か
AGA治療を行うクリニックを選ぶ際は、担当医師の名前も確認しておきましょう。行くたびに担当医が変わる、というのはあまり良いことではありません。
「誰が自分の治療に責任を持ってあたってくれるのか」を確認しておくと、その後の満足度にもつながります。
患者さんと医師をはじめとする医療チームの信頼関係の形成は、治療成功の大切な要素だからです17)。
AGA治療をクリニックで受けるメリット
薄毛の悩みを解消しようと思ったとき、ご自身で発毛剤や育毛剤を購入される方法もありますが、クリニックでAGA治療を受けるメリットは多岐にわたります。
- 専門家による診断が受けられる
- 個人に合わせた治療計画が提供される
- 継続的な経過観察が受けられる
- 副作用の管理・対応が可能
専門家による診断が受けられる
脱毛にはAGA以外にも栄養不足やホルモンバランスの乱れなどさまざまな原因があり、それぞれに異なる治療が必要です。
AGA治療を専門とするクリニックでは、脱毛の重症度や年齢、個人の嗜好などをもとに、一人ひとに合った治療プランを提供できます。
また、AGA治療に使用される薬剤が認可を受けたものであれば、安全性が保証されます19)。
AGA治療においては未承認薬も使用される場合がありますが、その効果や安全性を熟知した使用経験のある医師がいる医療機関で治療を受けるようにすると良いでしょう。
薬の入手や販売経路のあやしい個人輸入薬によるセルフメディケーションにはリスクも多く、偽薬であったり、その安全性は保証されていないことが多いです20)。
個人に合わせた治療計画が提供される
AGA治療では、重症度・進行度・治療に対する反応性など個人差を考慮し、個人に合わせたAGA治療に精通した医師による治療計画が治療成功のために大切な要素です21)。
AGA治療に精通した医師であれば、患者さん一人ひとりのニーズや症状に合わせ治療計画を立てていくので、治療効果を実感しやすく満足度の向上に繋がります24)。
継続的な経過観察が受けられる
医師の診察を定期的に受けることで、リスクを最小限に抑えながら、効果的に治療をすすめられます22)。
さらに、医療機関では、外用薬、内服薬、植毛やレーザー治療などの高度な治療法など、幅広い治療オプションを利用できるのもメリットと言えます23)。
副作用の管理・対応が可能
AGA治療は、治療経過を注意深く観察し、起こりうる副作用を速やかに管理できる医師のもとで行われるのが望ましいです。
また自尊心の低下や精神的苦痛が大きいAGAでは、心理的影響を理解して受け止めてくれる治療者と共に歩むことにより、身体面だけでなく心理的な問題の改善も期待できます25)。
まとめ
AGA治療によるデメリットについて解説しました。
AGA治療は、初期脱毛と呼ばれる一時的に髪が抜けてしまう現象が起きたり、治療費用が継続してかかったりするほか、治療期間は長期にわたり、効果にも個人差があります。
また、治療法によっては副作用が起こる可能性もあります。
多岐にわたるデメリットを抑えながらAGA治療を行うには、AGA治療に精通した医師が在籍するクリニックを選び、経過を継続的に観察してくれるかどうかを必ず確認してください。
患者さん自身が最低限の知識を持つことで、より安全かつ効果的に治療を進めることができます。
Q&A (質疑応答集)
AGA治療は必須ではなく、個々の患者さんの希望や生活状況によります。しかし、早期に治療を開始することで、脱毛の進行を遅らせることが可能です。
AGAの治療法には、内服薬や外用薬、そしてより進行した場合には毛髪移植などがあります。
副作用は使用する薬剤や治療法によりますが、一部の薬剤では性欲減退や勃起不全などの副作用が報告されています。また、治療初期に一時的に抜け毛が増える「初期脱毛」が起こる場合もあります。
医療機関での治療を推奨する理由は、専門的な診断と適切な治療法の選択、そして副作用の管理が可能であるからです。
副作用は個々の患者さんの体質と使用する薬剤によります。市販薬(化粧品類)などとは違い、医薬品を使用するため、副作用が発生する可能性も。医療機関での診療を受けることを強く推奨します。
副作用が出た場合はすぐに担当医に相談してください。治療法の変更や副作用の管理が必要な場合があります。
AGAは進行性の疾患であるため、治療を中止すると脱毛が再び進行する可能性があります。治療は基本的に、継続的に行うことが必要です。
専門的な診断とカウンセリングを通じて、自分に最適な治療法を選択するでしょう。そのためには医療機関での治療が勧められます。
はい、進行した場合でも治療は可能です。ただし、治療法は個々の状況によります。
基本的には男性が主な対象ですが、女性もAGAになる可能性があります。性別にかかわらず、AGAの症状がある場合は専門医に相談してください。
薬物治療の他に、育毛剤の使用や食生活の改善、ストレス管理、そして毛髪移植などが選択肢としてあげられます。
多くの場合、AGA治療薬の効果を実感するには数ヶ月から半年以上かかることが多いです。
AGAの治療は早ければ早いほど効果的です。脱毛が進行する前に治療を始めることをお勧めします。
ほとんどの場合、副作用は薬物の使用を中止すれば改善します。しかし、個人差も大きいので、副作用が出た場合はすぐに医師に相談してください。
飲み忘れた場合でも次の投与時間まで待ち、その時間に通常通り服用してください。2回分を一度に飲むことはやめましょう。
いいえ、AGA治療薬の服用量は医師の指示に従ってください。自己判断で量を増やすと、副作用のリスクが高まる可能性があります。
AGA治療薬の使用を中断すると、その効果も途絶え、脱毛が再び進行する可能性があります。なお、使用の中断や再開は医師の指導のもと行ってください。
日本では、AGAの治療は自由診療となっており、保険適用外です。ただし、治療費については医療機関により異なるため、具体的な費用については直接お問い合わせください。
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